採用情報

職員の業務日誌から

杉浦理一郎

08:00頃 出勤

私の通勤時間は約15分、車で午前8時頃出勤します。今日は朝礼当番です。本日予定されている行事や会議、連絡事項、メールを確認。

08:30 始業

始業の号令をかけ、全職員で朝礼を行います。一日の行事予定や業務分担を確認、情報の共有を図ります。

08:40 一日の段取り

訪問予定先にアポイントを取り、(各種共済更新業務、巡回指導)資料を準備し来所する方の面談に備えます。(個別相談、団体指導)
スケジュール管理は仕事を効率的に行う上で重要ですので、前もって調整しておきます。

09:20 共済巡回業務

商工会の共済が満期を迎える事業所へ予定時刻に出向き、更新手続を行います。貯蓄と保険がセットになった会員さんにメリットのある共済なので職員一丸となって推進しています。
巡回指導は景況感や地域情報を知る上でとても大切な時間です。巡回の中から新たな経営支援案件を得られることもあります。

10:30 窓口相談

商店街で空き店舗を利用して開業したいという方が来所。創業を志す方が円滑な事業立ち上げを行えるよう、ビジネスプランの作成支援・公的融資制度など経営ノウハウをアドバイスします。
また、専門的知識・技術が必要な場合には商工会に登録されている専門家を派遣し相談指導を行うこともあります。専門家派遣では私たち職員も同行することでスキルアップ につながります。

12:00〜13:00 昼食休憩

午前中の業務内容を整理するため、業務日誌やカルテに入力し昼食をとります。
職員によってはお弁当や出前をとる方もいますが、私は会員事業所の飲食店で外食することが多いです。おいしい昼食をとりながら会員さんとコミュニケーションが図れます。

13:10 金融業務

市内金融機関の方が来所。企業の県融資制度の認定申請書類の受付をします。財政状況、資金繰り企業の状況、資金使途、金融機関の支援方針などについて、金融機関から詳しく聞き取りして、認定書を作成します。
商工会は各自治体における商工業の公的支援機関なので、県より低利融資制度の認定業務を委託されています。

14:10 労務指導業務

商工会では労働保険に係わる事務委託も行っています。会員企業の労務災害や雇用保険の事務手続きを代行します。
この日は初めて従業員を雇う事業所からの相談で労働保険への加入手続きを指導し、雇用保険の資格取得手続きを行いました。

14:40 巡回指導業務

「経営改善資金貸付制度(マル経融資制度)」の巡回指導。マル経融資制度とは商工会等より指導を受けている事業所向けの無担保・無保証人・低金利の融資制度です。
相談内容は、運転資金を確保し、経営安定を図りたいとのことでした。決算書などの財務資料を基に聞き取りを行い経営の実態を把握すると共に、将来の経営設計や償還計画について総合的に調査しました。
また、こうした相談から新商品開発や新分野開拓につながることもあります。

15:50 地域振興業務

市の職員が来所し、むらやま徳内まつりの警備交通対策についての打合せ。この日は、事業所の代替駐車場と地元住民の代替駐車場の対策について打合せを行いました。
安心・安全なまつりにするため、早い段階から綿密な打合せを行います。このように商工会では行政と連携し、地域振興にも大きく関わり、地域の活性化や交流人口の拡大にも深く関わる媒体となっています。

16:30 団体指導業務

商工会には40才以下の若手後継者で構成する青年部会があり、青年部員は地域の将来の商工業を担う力となっています。 この日は、青年部長が来所し、役員会の日程調整と今後の事業についての打ち合わせ。
青年部主催で開催する経営セミナーについての事前計画。今年はSNSに関するセミナーを計画することとなりました。     

17:15 終業

終礼の号令をかけます。みなさまお疲れ様でした。
今日一日の巡回内容や相談案件、来館者との対応内容等を業務日誌に入力し、相談カルテを作成します。

18:00 退所

残務整理と来週の業務を確認し、事務所を出ます。
お疲れ様でした!

今日は金曜日ということもあり、同期の職員と情報交換も兼ねた飲食会を行います。それぞれ地域は違いますが、同じ志を持った仲間との一杯は格別です。仕事の悩みはもとより、失敗談や成功例を共有することで、仕事へのモチベーションも上がります。

以上、日常の業務の一場面をご紹介しましたが、少しでも商工会のイメージを感じとっていただけたでしょうか?
商工会は多種多様な業務を行う、いわば「よろずや」です。慣れるまでは多少大変かもしれません。でも最初からなんでも出来る人はいません。少しずつ経験を重ねることで、自信がつき、それが会員さんからの信用となり信頼へとつながります。